蹴り上げは大きいのが正解?ランニングフォームの疑問にお答え!

10月 18, 2019

あなたはランニングをするとき、後ろに大きく蹴り上げますか?

短距離走では、お尻に当たるぐらい大きく後ろ足を蹴り上げますよね。

 

でも長距離走だったらどうなんでしょう?

実は、マラソンでも蹴り上げは大きい方がいいんです。

なぜなら、蹴り上げが大きい方が推進力が生まれて、よりピッチが上がるからです。

例えば、フルマラソン大国のケニアの選手も、まるで短距離走をしているかのようなダイナミックなフォームで走っていますよね。

 

今回は、フルマラソンのような長距離走でも、大きく蹴り上げることが必要であるというお話をしていきます。

 

なぜ蹴り上げ大きい方がいいのか

マラソンでも蹴り上げを大きくして走ることがよく、タイムの改善につながります。

なぜかというと、足大きく蹴り出した方が推進力が増加し、スピードが出るからです。

 

昔の話なのですが、かつて陸上界では、長距離走では後ろ足の蹴り上げはしすぎない方がよいと言われていました。

しかし、現在のスピードレースと化したフルマラソン界(特に男子)では、短距離走の走り方と同じように後ろ足を大きく蹴り上げるようになっています。

選手それぞれのレベルが上がり、後ろ足を大きく蹴り上げないと追いつけないほど、全体のスピードがあがってしまったのです。

 

現在ではスタミナよりスピードの方が重視されがちです。

そのため、記録を伸ばすには、走り方を短距離に寄せていく必要があります。

 

今までの話を聞いて、「蹴り上げを大きくするのはトップ選手だけの話で私には関係ないんじゃない?」と思ったあなた。

実は、オリンピックに出るような人でなくても、蹴り上げを大きくすることにはメリットがあるんです。

 

蹴り上げを大きくすることのメリット

蹴り上げを大きくすることの一番のメリットは、足を素早く、そして楽に前に戻せるという点です。

 

腕振りの記事でも、厚底シューズの記事でも同じような話をしたのですが、今回もイメージは振り子です。

▼腕振りの記事はこちら。

ランニングエコノミーの改善につながる!腕振りの仕方とは?

 

今回は足全体を大きな一つの振り子として考えていきましょう。

後ろ足を前に戻す際に、大きく蹴り上げた場合とあまり蹴り上げなかった場合を比較します。

 

大きく蹴り上げた場合、足が小さくたたまれ、足全体の重心が腰に近いですよね。

つまり、大きく蹴り上げた場合がひもの短い振り子で、あまり蹴り上げなかった場合がひもの長い振り子だと考えられます。

おもりの重さに関わらず、振り子の速度はひもの長さに反比例するため、大きく後ろに蹴り上げたたまれた足は、速く前に戻すことができます。

 

ということで、後ろ足の蹴り上げを大きくするメリットは、蹴り上げた足を素早く前に戻してピッチを上げられることです。

また、同じスピードで後ろ足を前に戻そうとするときは、あまり蹴り上げなかった場合は大きなエネルギーを使うことになるので、ランニングエコノミーの改善にも一役買うというメリットもあります。

 

▼ランニングエコノミーに関する記事はこちら。

ランニングエコノミーとは?フルマラソンで最後までペースを落とさず走りきる方法を教えます!

 

大きな蹴り上げの練習

大きく蹴り上げるだけなので難しいことではないですが、イメージがしにくい人のために、練習方法を紹介します。

  1. 立った状態で片方の足を後ろに蹴り上げる
  2. この時蹴り上げた足側のお尻に当たるように意識すると、大きく蹴り上げるイメージができる

もちろん、ランニング中にお尻に当たるほど蹴り上げる必要はありませんよ!

足の折り曲げすぎはひざに負担がかかりますからね。

 

まとめ

マラソンでも、後ろに大きく蹴り上げることは重要です。

ピッチが上がることでタイムが縮むだけでなく、ランニングエコノミーの改善にもつながりますからね。

体のどの部分の動かし方にも効率的な方法があり、そのすべてがかみ合うことでより良いフォームで走ることができます。

みなさんも省エネな走りができるようにトレーニングを頑張りましょう!